ここでは、保険についての考え方を紹介します。
私が学んだのは、リベラルアーツ大学の両学長から。
保険は公的保険をベースに考える
この考え方に基づいて、私が必要だと考えたものをまとめます。
私が必要だと考える保険
●社会保険
フリーランスよりも、会社員のほうが優遇されていると言え、保険の内容も異なりますが、自己負担が半分になるのは大きいですよね。私の場合、厚生年金保険(標準報酬月額×約20%÷2労使折半)、健康保険(標準報酬月額×約10%÷2労使折半)、介護保険(標準報酬月額×1.6%÷2労使折半)に加入していることになります。※健康保険料率は都道府県ごとに異なります。
また、労働保険として、雇用保険(毎月の給与総額×3%※執筆年度の保険料率。会社負担は6%)と、労災保険(保険料は全額会社負担)にも加入しています。
この、社会保険(いわゆる公的保険)で不足するものだけ追加するという考え方です。
リベラルアーツ大学の両学長は、例えば小さな子どもがいるなど、雇用保険の失業給付で不足する場合のみ、収入保障保険に入ることを勧めています。
●火災保険
賃貸に住む私は、入居時に加入が条件でした。前提として、建物についての「火災保険」は大家さんが入ります。私たち借主は、「家財保険」に入ります。火災だけでなく、水災や風災などの災害、日常生活における偶然な事故による損害なども対象になります。借家人賠償責任特約(原状回復など)、個人賠償責任特約(近隣住民への補償)がついている場合が多いです。
●自賠責保険、自動車保険
車検とセットの自動車損害賠償責任保険。そして、任意に入る自動車保険です。対人、対物については、自分が一生かけても補償できない金額になりますので、任意保険に加入して備えます。
一方で、自分が乗っている車は、全損したとしても、また買いなおせる額ですので、車両保険には入りません。
以上が、私が考える必要な保険です。
私がいらないと考える保険
●医療保険、がん保険
私の場合、社会保険の健康保険で十分です。高額医療費支給制度もあります。
私の場合、中小企業ですので、全国健康保険協会(協会けんぽ)の高額医療費の払い戻しが受けられます。
また、経済評論家の山崎元さんが、「がんになったけれども、改めて、がん保険は不要だ」とおっしゃっていたのが心に残っています。
●貯蓄型保険
貯蓄と保険を混同してはいけません。老後に備えた個人年金保険、養老保険、終身保険……。子どもの将来のための学資保険……。保険ではない方法で備えましょう。
「増やしたい」という目的であれば、なおさら、方法は保険ではありません。
→私が解約した貯蓄型保険①、②、③、④
私は、これら不要な保険を解約し、資産形成を加速させています。
家計管理、節約については、また他にも紹介したいと思います。次回をお楽しみに。