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ありがとう個人年金、そしてさようなら

行動最安理論

資産形成に向け、私が解約した保険について紹介します。
三つ目は、個人年金です。

毎日、どこが節約できるかを考えていた私が知ったのは、「保険は節税になる」ということ。
某有名な大手の保険会社の営業員から、個人年金の話を聞きました。

・生命保険料控除(個人年金保険料控除)として、所得控除になるのよ
変額個人年金と言って、運用の結果で増やせるものもあるのよ
・自分の老後のために、毎年少しずつ貯めるなら、銀行の利息よりいいわよ

という説明を受けたと記憶しています。

そう、私は老後を心配して貯蓄していたのです。こういう方法もあるのね!すごい!」と即決。
当時の私には知識が無かったため、どれくらい節税になるのかや、運用に期待できる額など、しっかりと計算しませんでした。
投資と保険は混ぜるな危険。計算したとしても、それがいいのか悪いのか、正しく判断できなかったでしょうね。

所得控除はどれくらい効果があったのか

ファイナンシャル・プランナーの学習をいかして、計算してみました。
私は毎月1.5万円で、年間18万円を積み立てていました。
生命保険料控除の上限は、所得税4万円、住民税2.8万円。
私の場合の所得税率は20%なので0.8万円、住民税は10%なので0.28万円。
合計すると、毎年の節税額は約1万円だったと言えます。

解約、そして投資へ

目的と手段が改めて整理されたので、さっそく解約。
節税をしたいのではなく、お金を増やすのが本来の目的であれば、毎年1万円の節税より、広く分散された優良なインデックス投資で長期運用することが、論理的に適切な判断であり、統計的な過去の事実からも妥当だと考えられます。
老後に向けてですから、まさに、積立投資すべきケースであったのが、今なら明快にわかります。

5年間積み立てていた解約返戻金は、外貨建で円安の影響もあってプラスマイナス0。
外貨で運用しながら、毎月貯蓄として管理してもらって、本当に感謝しています。ありがとうございました。
やはり、年末調整時には確定申告に向けて丁寧に説明していただいたり、封書までいただいて記入金額を指示してくれて、そのために膨大な資料準備や送料なども必要ですから、管理コストはかかりますもんね。よいサービスでした。

5年前、保険会社の営業員ではなく、S&P500と積立投資に出会っていれば……。
S&P500のここ5年の平均利回りは16%。※筆者計算
毎月積み立て投資をしていたとすると、132.6万円という計算結果でした。
節税の1万円×5年間=+5万円ですが、運用益は+426,231円とは、複利の力はすごいですね。

いずれにせよ、3000万円の資金準備に向け、約100万円が確保できました。
これからですね。