資産形成に向け、私が解約した保険について紹介します。
最後は、医療保険です。
入ったのは……
いい大人になったし、社会的な役割も担うようになった。
これは、世間一般の人が入っている保険に入ったほうがいいのかなぁ
という漠然とした「みんなに合わせなきゃ」という思い。
某有名な大手の保険会社の営業員に、医療保険の相談をしました。
・医療は誰にとっても必要なものなので、入っておいたほうがいい
・若いうちに入っておいたほうがいい(年を取ると、保険料が高くなる)
・特約もつけておいたほうがいい
という説明を受けたと記憶しています。
ただ、こればかりは即決はしていません。判断の決め手が自分にはなかったからです。
「平均的な、一般的な人は、どの保険で、どの特約を付けているのですか?」
と聞いたことを覚えています。
「それは、ご本人が必要かどうかで変わってきます。」という返答。
「その必要かどうかが、私自身わからないのです。」とぐるぐるしていきました。
当時の私には、
・自分が生活をするために、今、いくらかかっているのか。(家計管理)
・万一の場合、いくら必要なのか。(公的社会保険)
この二つの知識が無かったため、「必要な保障」が判断できなかったのです。
そりゃ、「保険会社の営業員」なんだから「あなたには不要です」とは言いませんよね。
販売するために「あったほうがいいですよ」というのが、仕事として普通です。
※これに気づいた私は、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得しました。
解約、そして投資へ
目的と手段が改めて整理されたので、さっそく解約。
保険は公的保険をベースに考え、万一の場合に必要になるお金は生活防衛資金で対応する。
生活防衛資金が準備できていれ、毎月の保険料は不要となり、それを広く分散された優良なインデックス投資で長期運用することができます。
よく考えず「とりあえず保険に入っていれば安心だ」とかけ捨てていたお金は、積立投資すべきケースであったのが、今なら明快にわかります。
いずれにせよ、加入期間は万一に備えて、生活習慣や先進医療も含めて保障していただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。
私たちから保険料を集めて、医療費が必要になった方へ支払うという保険の理念に基づき、収支相当の原則に則って、予定死亡率・予定利率から算出された適正な金額で運用するのは、とても大変なことだと思います。
それを企業経営として成り立たせるため、保険会社として運営上必要な経費(予定事業費率から算出)は必要だと思いますし、駅前の便利な立地に会社を構えたり、芸能人・著名人をCMに起用して広報することは欠かせませんから、そのコストも転嫁されることは納得できることです。よいサービスでした。
「医療保険で備える」のではなく、「公的保険をベースに、貯蓄で備える」ために積立投資をしていれば……。
いずれにせよ、3000万円の資金準備に向け、毎月5000円ほど、投資に回す資金が確保できました。
これからですね。