投資初心者の私が勉強のために読んだ書籍について紹介いたします。
今回は、『敗者のゲーム』チャールズ・エリス です。
学んだこと
① 市場に勝とうとしない
② タイミング投資はしてはいけない(稲妻が輝く瞬間に居合わせる)
① 市場に勝とうとしない
『敗者のゲーム』では、テニスの試合を例に、アマチュアは相手に負けるのではなく、自分のミスで自滅することが多い、と説明しています。
投資におけるアマチュアのミス
● 安易に利益確定、売買をして、手数料や税金がかかってしまう
● 実力以上の投資(アクティブ運用)をしてしまう
つまり、広く分散された優良なインデックス投資で長期運用しなさい、ということですね。
② タイミング投資はしてはいけない(稲妻が輝く瞬間に居合わせる)
私も、初めての投資では、「1円でも安いタイミングで買いたい」と考え、「もしかして、高騰時に買ってしまったのでは……?」と何度もチェックしていました。
もし、結果そうだったとしても、そのタイミングは、買う前には誰にもわからないものです。
みんな「未来を見通す水晶玉なんてない」ことはわかるのに、「未来に得するタイミングを見極める方法はあるんじゃないか」と考えるのは、論理的に間違った期待です。
それよりも、「ベストデーを逃さない」ことのほうが大切だということを学びました。
S&P500の1980~2016年の平均リターンは11.4%。
しかし、
ベスト10日を逃すと、9.2%に低下
ベスト20日を逃した場合は、7.7%まで低下する。
さらに、以下のことも示されています。
・S&P500の平均リターンにおいて、20年間のトータルリターンのすべてはベスト35日で達成されている。
・72年間のうちベストの5日間を逃すと、配当を再投資しない場合、複利で50%近く損をする。
・過去112年間で、ベストの10日間を逃すと、その利益の2/3を失う。
タイミングを見極めるのではなく、そのタイミングに居合わせなければならないことがわかりますね。
このことから、以下の名言を残しています。
”投資家は、稲妻が輝く瞬間に、市場に居合わせなければならない”
みなさんは、稲妻が輝く瞬間に、どこにいたいですか?
この書籍からの学びを生かし、私はなるべく稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせるために、「年初一括投資」「資金ができ次第すぐ投資」を実践しています。